容赦なく真っ直ぐに降り注ぐ真夏の陽射しが眩しい。
アサファルトで暖められた熱気が地表にただよい、暑さを重畳。
たまに吹いてくる風のみが、清涼感を運ぶ。
ハーバー周辺には、幾種類ものディンギーがミズスマシの如く動きまわる。
ディンギーの群れから離れ、葉山方面に向かう。
沖には、鮮やかなスピンセールを掲げたレース艇が。
11時半過ぎ、一色海岸に到着。
水深5.3mの地点に投錨(アンカーリング)。
南風のため、海水浴場の喧騒も届かない。
ここで喫食。
潮風を頬に感じつつ、オーニングの日陰で艇から流れるジャズ、ボサノバを聞く。
海面に夏の光が跳ね輝く。
時々、カヌーやスタンディングボードが横切る。
海岸ではライフセーバーのデモの案内を大音量で流している。
真夏の海のひとコマ。
13時半、錨を揚げる。
アビーム、艇速6ノットで江の島に。
相模湾の午後は、カタマランにちょうど良い風が吹く