22日の梅雨明け後、猛暑が続いている。
今日もまた、容赦ない夏の陽射しが眩しい。
バウハルの全面が鳥のフンで汚されていた。
デッキブラシと洗剤でゴシゴシと丹念にこすり落とす。
炎天下、全身に汗がにじみ疲れる作業である。
メインセールを揚げる。
モヤで視界がきかない、ウォッチをいつもより増やす。
ディンギーの少ない海域まで南下。
ジブセールを張り、アビームで西に向かう。
艇は、南の風を受け5~6ノットで快調に進む。
潮風を頬に感じつつのセーリング。
今年初めてトローリングに挑戦。
艇に引かれた釣り糸のルアーに、騙された魚が食いつくのをひたすら待つ。
なぜか釣果を気にしている間は、魚がかかっていない。
風が落ちてきた、平塚手前で凪状態に、機帆走にきりかえる。
平塚沖の波浪等を計測する、「平塚総合実験タワー」に到着。
ジャイブで艇の進路を東に。
オレンジ色の浮きの後ろで、魚が左右に暴れ青いウロコが光る。
釣った魚を入れるバケツを準備中、新調したばかりの「缶ビールホルダー」が落水。
急遽、ホルダーを人に見立て人命救助を模擬して拾う事に。
魚、たぶん鯖は、艇を旋回している間に逃げのびた。
徐々に風が強くなり、波も出てきた。
網ですくい拾い上げる事二回、いずれも、喜んだ瞬間にホルダーは風に舞い再び海に。
「拾い手」を交代し、三回めでなんとか確保。
やっと終わったと云う思いが、全員の拍手と歓声を呼ぶ。
無事、拾い上げたホルダーがこれ。
風は30ノット、波頭の崩れた白波が海面を覆うようになってきた。
カモメが猛烈な速度で海面スレスレに滑空乱舞する、魚がいるのだろう。
モヤは晴れ遠くの陸も見えるようになった。
江の島入り口付近も、白波がいくつも踊っている。
いつもより空いている江の島の弁天橋を駅に向かう。
遠く沖の方の海面は、群青色に輝いていた。